ほうれん草には石灰が必要?

家庭菜園をされたことのある方ならほうれん草を育てるには石灰が必要という事をご存知だと思います。日本の土壌は、そのほとんどが酸性に偏っておりほうれん草に適するPH(6.3~7.0)にするためには石灰が必要とされています。酸性土壌では養分が吸収されにくくなる他、ほうれん草にとって有害となるアルミニウムが溶け出しやすくなると言われています。
そこで一般的には石灰を土に混ぜて中和させてから栽培されます。これはプロの農家さんだけではなく、家庭菜園でもよく行われる事です。

ではうちの畑はというと、何も入れていません。農薬、化学肥料はもちろんの事、有機堆肥も一切入れずただ生えてきた雑草や野菜の残渣を土に還しているだけです。そんなのではちゃんとしたほうれん草が育たないのでは?
そう、確かにはじめのうちはあまりちゃんと食べられるサイズのものは出来ませんでした。では今年はどうかというと・・・
上の部分を鳥にかじられたほうれん草
立派なサイズのほうれん草が出来ました!上の方はだいぶ鳥さんに食べられてしまいましたがそこから頑張って復活してくれました。種蒔きが遅かったのと今年は雪が多く寒い日が続いたのでだいぶ成長がゆっくりでしたが3月になって一気に成長しはじめました。
ちなみにこの畑は家の庭の畑でこちらは自然農をはじめて6年目の畑になります。20坪ほどの小さな畑ですがだいぶ土の団粒化が進み、だいたいどんな野菜でも育つようになってきました。
ほうれん草は、”さがわばちのさと農園”の方でも育てていますがこちらはまだまだ食べられるサイズには育っていません。農園のある場所はだいぶ北に位置する場所にあり、今年はかなり雪に埋もれていた期間が長かったのでその分成長もゆっくりです。
本当はビニールトンネルをすればいいのですが大変なのでいつもほったらかしです。それでも育つからすごいものです。
ほうれん草に囲まれて育つ空豆
最後に、ほうれん草に石灰は必要か?という事ですが、あってもいいと思いますがなくても育つ!

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