堀り忘れのじゃがいも

3月に入っても雪が降ったりでなかなか畑の作業が進まないのですが、今日は今年初めての種蒔きをしました。とにもかくにも種を蒔かない事には何も始まらないのが畑、芽が出るも出ないも、虫や動物に食べられるも食べられないも、病気に罹るも罹らないも、収穫出来るも出来ないも、全ては種を蒔かなければ分からない事です。
でもその前に、まずは草刈りと整地。三角ホーと六つ子を使って草を取って凸凹を均していると・・・
掘り残しのじゃがいも
去年の掘り残しのじゃがいもが出てきました!しかも食べ頃サイズの悪くないじゃがいもです。
何度も雪に埋もれたはずなのに全然腐っていませんでした。もう春じゃがの植え付けの時期なのですが寒さのお陰かまだ芽は出ていませんでした。なので今晩のポテトサラダになりました。
このじゃがいも、去年の春に植え付けたものの掘り残しが秋じゃがになったもの。そう、勝手に生えてきたものなのです。ちなみに品種はアンデスレッド、休眠期間が短めで春・秋栽培可能な品種です。
自然農の場合は不耕起で行われる事が多いのでこぼれ種で勝手に生えてくる自然生えが可能になるのですがじゃがいもも自然生えします。ただし場所によっては春じゃがの場合は梅雨の雨でカビたり、腐ったり、秋じゃがの場合は寒さで腐ったりという事があるかも知れません。
通常、種芋として保管しているとカビたり、水分が抜けてしわくちゃになったり、腐ったりで保管が結構難しいのですが土に埋めたままでいけるならこんなに楽な事はありません。ただ、どのぐらいの数の種芋がどこから芽を出すかが分からないので栽培管理という意味では不向きになります。ちなみに一般的に言われるような連作障害は自然農の場合は気にする必要はないと思います。逆に連作の方がよく出来るのではないかとも思います。なぜなら、自然生えが本来の自然の形なはずだからです。
ラディッシュと大葉春菊の種
P.S:今回蒔いたのはラディッシュ(二十日大根)と大葉春菊。どちらも種子消毒なしの固定種になります。
まだまだ地温は低いですがこの二種なら何とか発芽してくれるのではないかと思います。
田引き車と三角ホーで真っ直ぐ溝を切ってすじ蒔きしました。
田引き車と三角ホー

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