犯人は何者!?

今年の夏も連日猛暑日が続いており、暑さに強い夏野菜と言えども厳しい生育環境です。
一般的に35度を超えると生育が止まりそれが続くと枯れてしまうと言われる野菜ですが、我が家の畑の場合はさらに追い打ちをかけるように水遣りも一切なし。
このような過酷な環境の中育ってくれる野菜には感謝しかありません。

そんな野菜の一つがキュウリです。95%以上が水分であるキュウリは水を多く必要とする野菜で、多くは支柱を立ててネット這わせて栽培されています。我が家の畑も半分はこのように育てているのですがもう半分はネットを使わず地面にそのまま這わせる地這いキュウリにしています。
地這いキュウリの方は、今年新たに買った地這い種の種と昨年のこぼれ種で勝手に生えてきたキュウリで、支柱仕立てのキュウリは我が家で代々種取りをしているキュウリで、細身のイボがしっかりした四葉キュウリと太めで凹凸が少ない晩成種の須藤胡瓜が交雑した種で、その二種の特徴が混ざったものやそのどちらかの特徴が強いものなど様々な形状のキュウリが成ります。

そのキュウリ達が収穫期を迎えているのですが花はちゃんと咲いているのに小さい実しかなく出来ているはずの食べ頃サイズのものがないのです。そして辺りの地面には食い散らかされたキュウリが・・・。
何者かに食べられたキュウリ
食べられた地這いキュウリ
種取りしている雑種キュウリ
食べられた跡から何となく犯人は分かっていたのですが別の日に再び畑に行った時にはちゃんとキュウリが成っており、帰りに収穫して帰ろうとそのまま作業を続け、そろそろ収穫しようと思った矢先、その犯人がキュウリの畝に来ていました。慌てて近寄るも既に時遅し、一瞬にしてキュウリを奪われてしまいました。
犯人は、黒い翼の畑の番人、カラスでした。
トマトもそろそろ赤い実が成っていてもおかしくないのに全然出来ないなと思っていましたがおそらくこちらも彼らの仕業のようです。まあ、鹿やイノシシの被害に比べればかわいいものですが・・・。

最近はさすがに暑いからか彼らもそれほど頻繁には畑に来なくなっているので自家用分ぐらいのキュウリは残してもらっていますが先日は今年初めて実を付けたスイカまで食べられていたので多少は対策が必要かも知れません。
とりあえず今の所スイカには草を掛けて見えにくくはしていますが被害が広がりそうなら糸か何かでもしようかなと思っています。

ちなみに去年のキュウリは苦みが強くて売り物にはちょっと難しいものでしたが今年はその苦かったキュウリの種にも関わらず苦みのない美味しいキュウリが採れています。
苦みの原因は水不足や急激な温度変化などのストレス、養分過多などと言われていますが今年は去年以上に水分が少ない気がするのですが美味しくなっているとうのは不思議なものです。土が良くなってきたのもありますが種自体も暑さに耐性を持ってきているようです。まだまだ我が家の固定種にはなっていませんが今後も種取りを続けていきたいと思っています。

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