日中はまだまだ暑い日もあるものの、朝、晩はようやく秋が感じられるようになり長かった夏もようやく終わりを告げようとしています。
ここ数年は毎年猛暑日の日数が増え続け、高温が好きな夏野菜にとっても厳しい暑さになっています。
今回はそんな異常気象が異常ではなくなりつつある気候の中でよく育った野菜と上手くいかなかった野菜を紹介したいと思います。
他の野菜や雑草が高温下で成長が止まる中、一際よく育つのがオクラ。9月に入って少し虫がつくようになりましたがここ数年は夏野菜でもっとも安定した収穫量を誇ります。
次に今年よく出来たのがキュウリ。かなりの数をカラスに食べられながらもそれ以上に成ってくれたので我が家の子供達のいいおやつになってくれました。特に良かったのが7月に直播きした株で、種を蒔いたっきり、雑草管理も要らずに1ヶ月ちょっとで沢山実を付けてくれました。
それからナスとピーマンがとにかくよく出来ました。今年はビニールハウスを導入し、ちゃんと苗を育ててから定植したので雑草に負けることなくよく育ちました。しかも本来なら支柱をしてあげないといけないのですが資材と労力が足りずほったらかしのままでしたが問題なく収穫できました。
それから今年初めて収穫出来たのがスイカです。今までも何度か挑戦したことがあったのですが全て失敗に終わっていました。今年はただ適当に種を蒔いただけでしたが発芽後もしっかり成長しいつの間にか実も付けてくれていました。初めてのスイカは、甘みはそこまで強くないもののスッキリした深みのある味わいでスーパーに並ぶスイカとは一線を画す美味しさでした。個人的にスイカはそれほど好んでは食べないのですがこのスイカなら食べたいと思える味でした。ただ収穫のタイミングが難しくて半分ほどは早すぎたり雨で割れてしまったので来年は今年沢山採れた種を使ってさらに美味しいスイカを目指したいと思います。
逆に今年うまくいかなかった野菜は、唐辛子とししとうです。どちらも昨年自家採取した種だったのですが種の成熟度合いが悪かったのかうまく発芽してくれませんでした。
本来なら最もよく出来ていてもおかしくない野菜のゴーヤと四角豆もうまくできませんでした。どちらも直播きだったのですがゴーヤは発芽後ほったらかしになっていたらいつの間にか雑草に埋もれてしまいました。四角豆の方はそもそのも発芽がうまくいきませんでした。どちらもあまりにも手抜きをし過ぎたのが原因だと思います。いくら暑さに強い野菜と言えどもそれなりに手入れは必要という事ですね。
最後にできるにはできたが期待していた程採れなかったものですが、一つ目はトマト。昨年は収穫が大変過ぎるほどよく採れたトマトですが今年は苗の本数が少なかった上に毎年勝手に生えてくる自然生えの株がほとんどなく、せっかくできたものも赤くなったものからすぐにカラスに食べられてしまい自家消費するにしても少なすぎる収量でした。ただ、まだしばらくは収穫が出来るというのがせめてもの救いです。
二つ目としてはトウモロコシです。3種類を3回に分けて種蒔きをしたのですがどれもボチボチはできたものの実入りと絶対量が少なく少し物足りない印象でした。
三つ目は、枝豆(大豆)です。5月蒔きしたものは途中で雑草に埋もれてしまううまくいきませんでしたが、7月蒔きしたものは順調に育ち、先日から美味しく頂いています。これと同様なのが今年初めて育てている胡麻で、5月蒔きのものは雑草に埋もれ7月蒔きのものが元気に育っておりもうじき収穫となりそうです。
全ての野菜が立派に育つわけではありませんが今まで出来なかった野菜が出来たり、ちょっとした種蒔きにタイミングの違いでうまくいったり、いかなかったり、時にはカラスや虫や動物に食べられたり、・・・。
毎年気候が違い、土が変わり、雑草が変わり、全てが変化を続ける中野菜を育てるのは難しいのですがその分、楽しさや収穫出来たときの喜びも大きいものとなります。
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